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臨床研究
外科医が「自分の力を発揮できていない」と考える要因―大分県の外科医へのアンケート調査結果から
The analysis of what provides incentives to surgeons: results of a questionnaire to surgeons in Oita
矢田 一宏
1
,
上田 貴威
2
,
野口 剛
2
,
白石 憲男
2
,
内田 雄三
3
,
北野 正剛
4
kazuhiro YADA
1
1大分大学医学部第1外科
2大分大学医学部附属地域医療学センター外科分野
3大分県外科医会
4大分大学
キーワード:
外科医
,
やりがい
,
アンケート
Keyword:
外科医
,
やりがい
,
アンケート
pp.595-599
発行日 2013年5月20日
Published Date 2013/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104578
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要旨
【目的】若い世代に外科医が敬遠される昨今,外科医自身が感じる「やりがい」に関する因子を明らかにする.【対象と方法】外科医の「自分の力が発揮できていない要因」について大分県内の外科医211名へのアンケートを行い解析した.【結果】単変量解析で週間手術数が5件未満,週間執刀数が3件未満,週間手術時間が5時間未満の場合,自分の力が「発揮できていない」要因として有意差を認めた.これらは多変量解析でも同様であった.入院・外来患者数や勤務時間,当直回数の多さに有意な差はみられなかった.【結語】外科医は手術数や執刀数に対してやりがいを感じており,これらが満足のいくものであれば,その業務の多忙さは必ずしも重要ではないといえる.
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