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特集 「食道胃接合部癌」に迫る!
各論
Barrett癌と胃噴門癌の組織学的鑑別
Histologic distinction between Barrett's and gastric cardiac carcinomas
田久保 海誉
1
,
相田 順子
1
,
櫻井 うらら
2
,
新井 冨生
2
,
熊谷 洋一
3
,
岩切 勝彦
4
,
星原 芳雄
5
,
幕内 博康
6
Kaiyo TAKUBO
1
1東京都健康長寿医療センター 研究所老年病理学研究チーム
2東京都健康長寿医療センター 病理診断科
3埼玉医科大学総合医療センター消化管・一般外科
4日本医科大学千葉北総病院消化器内科
5経済産業省診療所
6東海大学医学部附属八王子病院消化器外科
pp.400-404
発行日 2013年4月20日
Published Date 2013/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104527
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【ポイント】
◆癌組織や癌細胞自体の差異により,Barrett癌と胃噴門癌を厳密に鑑別できるとする報告はない.
◆癌の存在部位によりBarrett癌と胃噴門癌を鑑別する.食道胃接合部にまたがる癌の発生母地の決定方法には議論がある.
◆Barrett食道では胃とは異なり固有食道腺,扁平上皮島,組織学的柵状血管,粘膜筋板の二重化が観察される.
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