Japanese
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特集 術後の血管系合併症―その診断と対策
術後の肺動脈塞栓―診断のポイント
Diagnosis of pulmonary thromboembolism
大谷 和広
1
,
千々岩 一男
1
Kazuhiro OTANI
1
1宮崎大学腫瘍機能制御外科学
pp.154-157
発行日 2013年2月20日
Published Date 2013/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104455
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【ポイント】
◆肺血栓塞栓症は特異的な症状や所見に乏しいため,診断のためにはまず本症を疑うことが最も重要である.
◆本症を疑うべき状況として,①ほかの疾患で説明がつかない呼吸困難,突然の呼吸困難,②安静解除後の初歩行,排便・排尿時,体位変換時の突然の呼吸困難,胸痛,失神,ショック,③原因不明の酸素飽和度の低下,などがある.
◆確定診断は造影MDCTで肺動脈血栓を証明することにより行う.下肢まで撮影し深部静脈血栓症も同時に評価する.
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