特集 進歩する消化器外科手術―術式の温故知新
扉
pp.5
発行日 2013年1月20日
Published Date 2013/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104414
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現在,消化器外科において日常的に行われている術式は,時代の評価に耐えうるように改良が加えられ,様々な変遷をたどって標準術式として確立している.その進歩の背景には,麻酔や手術機械の進歩,解剖学的あるいは生理学的知識の向上などが寄与しているが,つねに外科医の新しい発想が原点になっている.
本特集では,消化器外科の主な手術の歴史を振り返り,エポックとなった術式をその文献とともに紹介するとともに,現在の標準術式について各領域の達人に述べていただいた.また,現段階における議論や問題点についても言及し,さらに今後の進歩に向けての提言をしていただいた.読者が消化器外科手術の古きをたずねて新しきを知る一助となれば幸いである.
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