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特集 食道癌・胃癌切除後の再建法を見直す―達人の選択
〔達人が勧める再建法〕
胃癌
完全腹腔鏡下胃全摘術における組立式タバコ縫合器を用いたRoux-en-Y再建
Roux-en-Y reconstruction after laparoscopic total gastrectomy using detachable ENDO-PSI
小川 憲人
1,2
,
小嶋 一幸
1,3
,
井ノ口 幹人
1,2
,
加藤 敬二
1,2
,
本山 一夫
1,2
,
杉原 健一
2
Norihito OGAWA
1,2
1東京医科歯科大学食道・胃外科
2東京医科歯科大学大学院腫瘍外科学
3東京医科歯科大学低侵襲医学研究センター
pp.1390-1394
発行日 2012年11月20日
Published Date 2012/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104347
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【ポイント】
◆組立式タバコ縫合器(Detachable ENDO-PSI鉗子)を用いることによって,開腹手術と同様の手順でcircular staplerを用いた再建が完全腹腔鏡下に可能となる.
◆タバコ縫合器でタバコ縫合をかけたのち,食道を完全に切離せずに前壁を約1/2周切開し,後壁を残すことでアンビルヘッドの食道への挿入が容易となる.
◆完全腹腔鏡下手術では癒着が少ないので,内ヘルニアの予防目的にY脚腸間膜と輸出脚腸間膜のギャップとPetersen's defectの閉鎖を行うことが推奨される.
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