Japanese
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特集 食道癌・胃癌切除後の再建法を見直す―達人の選択
〔基本事項から再建法を見直す〕
手縫い吻合,器械吻合の特性と違い
Handsewn versus stapled methods for gastrointestinal anastomosis
福島 亮治
1
Ryoji FUKUSHIMA
1
1帝京大学医学部外科学講座
pp.1358-1362
発行日 2012年11月20日
Published Date 2012/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104339
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【ポイント】
◆手縫い吻合(特に断端を縫合するGambee法など)では粘膜の癒合が,器械吻合では漿膜の癒合が良好である.
◆縫合糸による吻合部の物理的接合強度は経時的に低下するが,器械吻合では術後早期の低下はみられない.
◆臨床的に,器械吻合は手縫い吻合と比べてやや狭窄が起きやすいが,そのほかは同等以上の成績が各種報告されている.
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