特集 外科医のための癌診療データ
臓器別最新データ
6.肝癌
転移性肝癌の治療
河地 茂行
1
,
千葉 斉一
1
,
高野 公徳
1
,
島津 元秀
1
Shigeyuki KAWACHI
1
1東京医科大学八王子医療センター消化器外科・移植外科
pp.174-178
発行日 2012年10月22日
Published Date 2012/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104312
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覚えておきたいデータ
◆診療ガイドラインで転移性肝癌に対して切除を推奨している癌腫は,大腸癌,卵巣癌,消化管カルチノイド,腎癌などであり,ほかの癌腫の肝転移に関しては個々の症例で慎重な判断が必要である.
◆大腸癌肝転移に対する局所治療のgold standardは切除であるが,焼灼術や放射線治療の役割も増している.
◆大腸癌肝転移切除後(初回)の5年累積生存率は約50~60%と近年,非常に良好となった.
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