特集 外科医のための癌診療データ
総論
癌外科治療成績の正しい評価と解析・解釈
坂本 純一
1
,
松井 隆則
2
Junichi SAKAMOTO
1
1名古屋大学大学院医学系研究科社会生命科学講座
2愛知県がんセンター愛知病院消化器外科・臨床研究検査部
pp.12-18
発行日 2012年10月22日
Published Date 2012/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104284
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覚えておきたいデータ
◆全国登録や後ろ向き研究による外科治療成績のデータにはバイアスがかかっており,信頼性が低い場合が多い.
◆信頼性の高いデータはRCTのITT解析,または複数のRCTを統合したIPDメタアナリシスの結果である.
◆Censored caseが多い生存曲線から算出した“○%生存期間”や“○年生存率”は信頼区間が広がってしまっており,信頼性に乏しい.
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