Japanese
English
臨床報告
血胸で発症した異所性子宮内膜症の1例
Ectopic endometriosis initially presenting as hemothorax
桒田 和也
1
,
木村 圭吾
1
,
立本 昭彦
1
,
津村 眞
1
,
守都 敏晃
2
,
溝渕 光一
2
Kazuya KUWADA
1
1香川労災病院外科
2香川労災病院病理部
キーワード:
異所性子宮内膜症
,
血胸
,
胸腔鏡手術
Keyword:
異所性子宮内膜症
,
血胸
,
胸腔鏡手術
pp.1075-1077
発行日 2012年8月20日
Published Date 2012/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104195
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要旨
患者は45歳,女性.持続性の胸腔内出血を認め,胸腔鏡下血腫除去術を施行した.術中の胸膜生検の結果から,異所性子宮内膜症による血胸と最終診断した.術後,婦人科的加療を行い,1年4か月を経過する現在も再発所見を認めず経過観察中である.異所性子宮内膜症のうち胸腔で発症するものは2%程度に過ぎず1),さらに血胸のみで発症するものは非常に稀であると思われる.
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