Japanese
English
特集 「切除困難例」への化学療法後の手術―根治切除はどこまで可能か
切除不能大腸癌肝転移に対するconversion therapy
Conversion therapy for unresectable colorectal liver metastases
土居 浩一
1
,
別府 透
1,2
,
近本 亮
1
,
美馬 公介
1
,
岡部 弘尚
1
,
林 洋光
1
,
今井 克憲
1
,
新田 英利
1
,
坂本 快郎
1,2
,
宮本 裕士
1
,
渡辺 雅之
1
,
石河 隆敏
1
,
馬場 秀夫
1
Koichi DOI
1
1熊本大学大学院生命科学研究部消化器外科学
2熊本大学附属病院消化器癌集学的治療学
pp.46-53
発行日 2012年1月20日
Published Date 2012/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103906
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【ポイント】
◆分子標的治療薬を含めた化学療法の進歩によって切除不能大腸癌肝転移の10~40%が切除可能となり,KRAS野生型の場合には肝切除率は43%,R0切除率は38%に達するとの報告もみられる.
◆切除不能大腸癌肝転移におけるconversion therapyでは,「術前治療回数」「切除術式」「切除のタイミング」の至適条件を踏まえて治療にあたることが重要である.
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