特集 下大静脈にかかわる病態を見直す
扉
pp.1147
発行日 2011年9月20日
Published Date 2011/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103698
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下大静脈を侵す病態は循環器系への影響のみならず,その還流領域の臓器機能にも大きな影響を与える.したがって,下大静脈を侵す疾患の病態を把握するには,様々な観点からの検討を行う必要がある.また,下大静脈を侵す疾患の治療に際しては,大血管に手術手技が及ぶため,出血などのリスクのみならず,血行遮断時の流入・流出双方への循環器系を中心とした影響を考慮して手術プランを立てていかなくてはならない.
本特集は下大静脈に焦点を当て,その病態を俯瞰することによって,下大静脈へ手術手技が直接及ぶような外科手術を施行するうえでの問題点を理解できることを狙いとして企画した.
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