病院めぐり
関田会ときわ病院外科
出口 浩之
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1関田会ときわ病院外科
pp.224
発行日 2011年2月20日
Published Date 2011/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103429
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兵庫県三木市は神戸市の西部に北接する人口約8万2千人の街である.旧播磨国の北部にあたり,県下では北播地区と呼ばれる地域でもある.古くから金物の町として知られているが,近年は神戸市のベッドタウンとして開発が進んでいる.天正8年1月,羽柴秀吉の三木城攻めにおいて約2年の間ともに籠城した家臣,領民の命を保障して一族自刃し降伏・開城した別所小三郎長治の居城は三木城址として市の中心部に残っており,「今はただうらみもあらじ諸人のいのちにかはる我身と思えば」の長治の辞世の句が歌碑として残され,四百余年たった今でもその人徳が語り継がれている.
当院は平成元年に理事長・院長である関田幹雄が19床の有床診療所である関田胃腸科外科を開設したことに始まる.平成10年に神戸常磐大学と提携して看護教育に協力するとともに現名称となり,同時に188床の病院(急性期42床,回復期51床,療養95床)として新たに発足した.また,平成22年4月には歯科・口腔外科を開設した.
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