特集 ESD時代の外科治療
扉
pp.1071
発行日 2010年8月20日
Published Date 2010/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103142
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現在,内視鏡的粘膜下層はく離術(ESD)は各地の施設で実施されるようになってきた.その多くは消化器内科で行っていると思われるが,ESD実施後に外科で腸管を切除することになるケースもあり,また,ESDには消化管出血・穿孔などの合併症もみられ,ESDへの外科医の関わりは決して少なくない.しかし,施設の状況に応じてESDの適応や外科医の関わり方にも相違があるため,現場では「外科としてESDにどう関わるべきか」と迷う場面もあるようである.
そこで本特集では,領域別に各施設から,①ESDを実施する際の内科/外科の役割分担と連携,②ESDの適応をめぐって議論になりやすい点,③ESD実施後に外科治療をする際にポイントとなっていること,を中心に,外科医のESDへの関わり方を報告していただいた.
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