特集 外科医に必要なPET検査の知識―その有用性と問題点
扉
pp.177
発行日 2010年2月20日
Published Date 2010/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102957
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近年,FDG-PET検査は画期的な癌画像診断法として普及し,わが国でも2002年より,肺癌・乳癌・大腸癌・頭頸部癌・脳腫瘍・膵癌・悪性リンパ腫・転移性肝癌・悪性黒色腫・原発不明癌の診断で保険適用となった.2005年からは18F-FDG注射液が診断剤として市販され,外科領域でも広く用いられるようになり,特に治療前の全身検索や再発の診断,治療効果判定に有用であると考えられている.
しかし,症例の集積に伴い,その診断能の限界も明らかになりつつある.
本特集では各執筆者に,外科領域においてどんなときにPET検査を使用すべきか,またその診断能の限界はどこなのかなど,各種疾患のPET検査の有用性や問題点などについて論じていただいた.
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