Japanese
English
臨床報告・1
大量腹水および臍ヘルニアを合併した両鼠径ヘルニアにPROLENE* Hernia Systemを用いた1例
A case of bilateral inguinal hernia,complicated with massive ascites and umbilical hernia,treated with PROLENE* Hernia System
徳永 行彦
1
,
佐々木 宏和
1
,
松枝 重樹
2
Yukihiko TOKUNAGA
1
1大阪北逓信病院外科
2大阪北逓信病院消化器内科
キーワード:
PROLENE* Hernia System
,
鼠径
,
肝硬変
,
腹水
Keyword:
PROLENE* Hernia System
,
鼠径
,
肝硬変
,
腹水
pp.999-1002
発行日 2009年7月20日
Published Date 2009/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102642
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はじめに
近年,人工の補強物であるメッシュやプラグを用いた術式が成人鼠径ヘルニアに対する標準術式となっている1).なかでもPROLENE* Hernia System(以下,PHS:ジョンソン・エンド・ジョンソン)はonlay patchとunderlay patchが一体化した補強物で,広いヘルニア門を伴う例や再発例などの修復が難しい例にも適応できる術式である2).
今回,肝硬変による大量腹水と臍ヘルニアを合併した両側鼠径ヘルニアにPHSが有用であった1例を経験したので報告する.
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