Japanese
English
特集 消化器癌外科治療のrandomized controlled trial
原発性肝癌外科治療におけるrandomized controlled trial
Randomized controlled trial in surgery for hepatocellular carcinoma
長谷川 潔
1
,
高山 忠利
2
,
國土 典宏
1
,
幕内 雅敏
3
Kiyoshi HASEGAWA
1
1東京大学大学院医学系研究科肝胆膵外科
2日本大学医学部外科学系消化器外科学分野
3日本赤十字社医療センター外科
キーワード:
無作為化比較試験
,
肝細胞癌
,
系統的切除
,
切除断端
,
経皮的局所療法
Keyword:
無作為化比較試験
,
肝細胞癌
,
系統的切除
,
切除断端
,
経皮的局所療法
pp.771-777
発行日 2009年6月20日
Published Date 2009/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102587
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要旨:原発性肝癌,特に肝細胞癌に対する手術術式は,肝切除の安全性の向上を主たる狙いとして発達してきた.術後の長期予後の改善を目的とした術式は系統的切除のみである.それゆえ,手術の個々のテクニックの短期成績における有効性を検証した無作為化比較試験(randomized controlled trial:以下,RCT)は散見されるが,長期予後を評価した試験はきわめて少ない.現在進行中の研究を含め,今後の検討が待たれる.
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