Japanese
English
臨床報告
虫垂切除検体から発見された日本住血吸虫の1例
A case of acute appendicitis found in schistosomiasis Japponicum ova
三浦 和裕
1
,
田中 一郎
1
,
宮崎 真澄
1
,
戸部 直孝
1
,
田中 圭一
1
,
大坪 毅人
1
Kazuhiro MIURA
1
1聖マリアンナ医科大学消化器・一般外科
キーワード:
日本住血吸虫虫卵
,
急性虫垂炎
Keyword:
日本住血吸虫虫卵
,
急性虫垂炎
pp.1623-1625
発行日 2008年11月20日
Published Date 2008/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102387
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はじめに
日本住血吸虫症は1978年以降,新感染例を認めておらず,過去の寄生虫疾患として認識されている1,2).しかし,現在でも肝,消化管の生検・病理標本中に虫卵が介在した陳旧性症例がしばしば報告され,海外流行地からの輸入症例も報告されている3~14).
今回,虫垂切除標本に日本住血吸虫虫卵を認めた症例を経験したので報告する.
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