Japanese
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境界領域
S状結腸狭窄・両側水腎症をきたし,柴苓湯単独投与が有効であった特発性後腹膜線維症の1例
Idiopathic retroperitoneal fibrosis with sigmoid colon stenosis and bilateral hydronephrosis successfully treated with Saireitou. Case report
佐藤 直夫
1
,
星野 博之
1
,
齋藤 健人
1
,
平野 進
1
,
上妻 達也
1
Tadao SATO
1
1横浜船員保険病院外科
キーワード:
後腹膜線維症
,
腸管狭窄
,
柴苓湯
Keyword:
後腹膜線維症
,
腸管狭窄
,
柴苓湯
pp.1103-1108
発行日 2008年8月20日
Published Date 2008/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102230
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はじめに
後腹膜線維症は水腎症の原因として主に泌尿器科領域で遭遇する.しかし後腹膜腫瘍や,稀に腸管狭窄の原因として外科治療の対象となることがある.S状結腸狭窄および両側水腎症をきたした特発性後腹膜線維症に対し,柴苓湯を単独で用いて有効に治療し得た症例を経験した.文献的考察を加えて報告する.
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