Japanese
English
特集 安全な消化管器械吻合をめざして
食道デルタ吻合の手技とコツ
Delta-shaped anastomosis in esophageal anastomosis
奥芝 俊一
1
,
安孫子 剛大
1
,
佐々木 剛志
1
,
海老原 裕磨
1
,
川原田 陽
1
,
北城 秀司
1
,
加藤 紘之
1
Shunichi OKUSHIBA
1
1KKR札幌医療センター斗南病院外科
キーワード:
食道胃管吻合
,
器械吻合
,
linear stapler
Keyword:
食道胃管吻合
,
器械吻合
,
linear stapler
pp.181-187
発行日 2008年2月20日
Published Date 2008/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102027
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要旨:われわれはlinear staplerを用いたfunctional end-to-end anastomosisの手技を応用した新しい食道胃管吻合(食道デルタ吻合)を行っているので,その手技とコツを中心に報告する.食道デルタ吻合は,まず頸部食道左断端の小孔と胃管大彎側後壁の小孔からlinear staplerを挿入し,徐々に縦隔側に向けながら食道と胃管の後壁をななめに合わせ,挟み込んでファイアすると,前壁縫合と後壁縫合が同時に完成する.あとはその挿入孔を横方向に2回に分けてlinear staplerで縫合閉鎖する方法である.食道デルタ吻合は簡便であり,かつ吻合口を大きくとることができる内翻縫合と外翻縫合を組み合わせた吻合法である.
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