外科医局の午後・29
不思議な縁
岡崎 誠
1
1市立伊丹病院外科
pp.344
発行日 2007年3月20日
Published Date 2007/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101758
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人間50年以上も生きてくると「不思議な縁」というのを感じることがある.最近,特に感じたのは私の同窓で先輩のM医師とのことである.われわれは基本的には医局の人事によって転勤を繰り返している.したがって,ある医師とどこかで会って一緒に仕事をし,また別れてどこか出会うのを繰り返すのは日常茶飯事である.しかしこれが,以下のようなことを伴うとどうだろう.不思議な縁というのを感じざるを得ない.
私がM医師と初めて会ったのは研修医の大学病院である.その後,初期研修のためにある病院に赴任したが,その病院はM医師がやはり研修医で以前に勤務していたところであり,OB会のゴルフ大会や宴会でよく一緒にさせていただいた.
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