Japanese
English
臨床報告・1
一期的に腹腔鏡下胆囊摘出術を施行した気腫性胆囊炎の1例
Single-stage laparoscopic cholecystectomy for acute emphysematous cholecystitis:Case report
高倉 有二
1
,
中谷 玉樹
1
,
高橋 忠照
1
,
貞本 誠治
1
,
豊田 和広
1
,
池田 昌博
1
Yuji TAKAKURA
1
1東広島医療センター外科
キーワード:
気腫性胆囊炎
,
腹腔鏡下手術
Keyword:
気腫性胆囊炎
,
腹腔鏡下手術
pp.849-852
発行日 2007年6月20日
Published Date 2007/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101710
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はじめに
腹腔鏡下胆囊摘出術(laparoscopic cholecystectomy:以下,LC)は低侵襲であり,現在の胆囊摘出術の標準術式となっている.最近では急性期の胆囊炎に対しても保存的療法を行うことなく積極的に腹腔鏡下手術が施行されている.しかしながら,急性胆囊炎の特殊型である気腫性胆囊炎においては,全身状態が不安定であること,また,手術手技の困難さなどから開腹手術もしくは緊急回避的な経皮経肝胆囊ドレナージ(percutaneous trans-hepatic gall bladder drainage:以下,PTGBD)が選択されることが多い1).今回,われわれは急性期の気腫性胆囊炎に対して一期的にLCを施行した症例を経験したので報告する.
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