Japanese
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臨床報告・1
クロストリジウム菌敗血症による溶血発作を呈した気腫性胆囊炎の1例
A rare case of emphysematous cholecystitis with clostridium sepsis and hemolytic crisis
窪田 忠夫
1
,
多鹿 昌幸
2
Tadao KUBOTA
1
1沖縄県立中部病院外科
2沖縄県立中部病院救命救急センター
キーワード:
気腫性胆囊炎
,
クロストリジウム性敗血症
,
溶血発作
Keyword:
気腫性胆囊炎
,
クロストリジウム性敗血症
,
溶血発作
pp.389-393
発行日 2006年3月20日
Published Date 2006/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100400
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はじめに
クロストリジウム菌による敗血症の際には溶血発作を伴うことがあり,ひとたび溶血発作が発症するとその致死率は70~100%と高いことが知られている1).今回,気腫性胆囊炎の起炎菌がClostridium perfringensであり,溶血発作から多臓器不全へと進展して救命し得なかった1例を経験したので報告する.
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