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特集 内視鏡下手術で発展した手技・器具の外科手術への応用
内視鏡下肝切除術における手術手技,器具の開腹肝切除術への応用
Application of techniques and devices used in laparoscopic surgery for open surgey of the liver
金子 弘真
1
,
田村 晃
1
,
大塚由一郎
1
,
高木 純人
1
,
渡邊 正志
1
,
中崎 晴弘
1
,
柴 忠明
1
Kaneko Hironori
1
1東邦大学大森病院消化器外科
キーワード:
肝切除術
,
内視鏡下肝切除
,
腹腔用自動縫合器
,
肝右葉切除術
Keyword:
肝切除術
,
内視鏡下肝切除
,
腹腔用自動縫合器
,
肝右葉切除術
pp.1621-1624
発行日 2003年12月20日
Published Date 2003/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101627
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内視鏡下手術の飛躍的普及に伴い,内視鏡下手術により再確認された手技や内視鏡用手術器具が外科開腹手術にも応用されるようになっている.
内視鏡下肝切除術では凝固操作のみで肝切離を行うことができる浅層をできる限り長く,広い面を得ながら太いグリソン枝や肝静脈枝が露出される深層切離の視野を良好に保つことが重要である.そのため超音波凝固切開装置,外科手術用超音波メス,マイクロ波凝固装置などの器材の適切な使用法により開腹肝切除における手術手技操作を再確認することもある.
内視鏡用自動縫合器を用いることにより開腹下肝右葉,左葉切除におけるグリソン一括処理や肝静脈の切離が安全に行える.
今後も両術式の発展が相互の手術手技を向上させるものと期待される.
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