Japanese
English
特集 癌と紛らわしい各領域の諸病変
肝細胞癌との鑑別を要する肝癌類似肝腫瘍
The differential diagnosis with hepatocellular carcinoma,hepatic nodules and cystic lesion
萩原 優
1
,
谷 一朗
2
,
福島 徹
2
,
小森山広幸
1
,
鈴木 通博
3
,
品川 俊人
4
Hagiwara Masaru
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院外科
2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院放射線科
3聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院消化器肝臓内科
4聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院病理
キーワード:
肝臓癌
,
肝癌類似病変
,
前癌病変
,
肝腫瘤
Keyword:
肝臓癌
,
肝癌類似病変
,
前癌病変
,
肝腫瘤
pp.1219-1228
発行日 2003年9月20日
Published Date 2003/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101502
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肝臓癌の類似病変を考える際には,病理組織学的に鑑別が難しい疾患と画像上鑑別が難しい疾患に分けられる.また,肝硬変の合併の有無により,鑑別すべき疾患は絞られる.肝硬変非合併疾患では海綿状血管腫,限局性結節性過形成,肝腺腫を取り上げた.いずれも画像上は特徴的な所見を備えている.
腺腫様過形成,異型性腺腫様過形成,早期肝細胞癌は画像上で確実に診断することが難しく,病理組織学的にも診断基準が確定していない.臨床経過を注意深く観察する必要がある.
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