Japanese
English
臨床報告・1
胃型粘液形質を示した原発性空腸癌の1例
A case of primary jejunal carcinoma with a gastric mucinous phenotype
宮澤 智徳
1
,
田中 修二
3
,
小向 慎太郎
1
,
長谷川 剛
2
,
畠山 勝義
1
Tomonori MIYAZAWA
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器・一般外科学分野
2新潟大学大学院医歯学総合研究科分子細胞病理分野
3新潟県立小出病院外科
キーワード:
空腸癌
,
胃型粘液形質
,
胃上皮化生
Keyword:
空腸癌
,
胃型粘液形質
,
胃上皮化生
pp.549-551
発行日 2007年4月20日
Published Date 2007/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101214
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はじめに
小腸癌は全消化管癌の0.1~0.3%程度の稀な疾患であるが1),病理組織学的には中~高分化型腺癌を示すものが多い2).一方,最近大腸癌において粘液形質発現の違いによる分類が試みられているが3),小腸癌ではまだ報告がない.われわれは,胃型粘液形質を示し胃上皮化生より発生したと考えられた原発性空腸癌の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する.
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