Japanese
English
臨床報告
Carbohydrate Antigen 19-9産生空腸癌の1例
A case of jejunal cancer associated with production of carbohydrate antigen 19-9
青柳 慶史朗
1
,
掛川 暉夫
1
,
孝冨士 喜久生
1
,
児玉 一成
1
,
武田 仁良
1
,
浦本 幸彦
2
1久留米大学医学部第1外科
2久留米大学医学部第2内科
キーワード:
空腸癌
,
CA19-9
Keyword:
空腸癌
,
CA19-9
pp.1095-1097
発行日 1993年8月20日
Published Date 1993/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901235
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はじめに
原発性小腸癌は比較的稀な疾患で,十二指腸癌を除くと,本邦では全消化器癌中0.1〜0.3%1)を占めるにすぎない.近年,画像診断などの発達により小腸癌の報告も増加しつつあるが,その腫瘍マーカーについての報告は少ない.
最近われわれは,血中carbohydrate antigen 19−9(CA 19-9)が高値を呈し,切除標本の免疫組織学的検索でCA 19-9産生を証明しえた空腸癌の1例を経験したので報告する.
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