特集 イラストレイテッド外科標準術式
Ⅱ.胃の手術
胃全摘後空腸パウチ再建術
竹下 公矢
1
,
関田 吉久
2
,
谷 雅夫
3
Kimiya TAKESHITA
1
1東京医科歯科大学医学部光学医療診療部
2東京医科歯科大学食道・胃外科
3都教職員互助会三楽病院外科
pp.95-103
発行日 2006年10月22日
Published Date 2006/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101003
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はじめに
近年,消化管吻合器の改良,進歩に伴い,胃切除後のQOLの改善を目指して,各種の空腸パウチ(pouch)を用いた再建術が行われるようになってきた1~5).胃癌における胃全摘後空腸パウチ再建術では,従来の再建法に比べ安全性,手術時間の面で遜色のないことが普及するための必須条件である.本稿では最近筆者らが主として行っている方法6~10)を中心に,その手技と成績を報告する.
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