特集 小外科・外来処置マニュアル
Ⅲ.頸部・肩
38.頸部リンパ節腫脹
杉野 圭三
1
,
浅原 利正
2
Keizo SUGINO
1
1あかね会土谷総合病院外科
2広島大学大学院医歯学総合研究科先進医療開発科学講座外科学
pp.123-126
発行日 2004年10月22日
Published Date 2004/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100814
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はじめに
頸部腫瘤を主訴とする患者を診察するとき,甲状腺,唾液腺,咽頭,喉頭,食道などの疾患はもとより,リンパ節腫大の鑑別が重要となる.臨床的に容易に診断できる疾患も多いが,頸部リンパ節腫大の原因疾患は多岐にわたり,画像診断と穿刺吸引細胞診(以下,ABC)の技術が発達した現在でも診断困難な症例も多い.
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