Japanese
English
臨床報告・1
乳房温存療法後にBOOP様肺炎を発症した2例
Bronchiolitis obliterans with organizing pneumonia syndrome after breast preserving therapy:report of two cases
武者 信行
1
,
番場 竹生
1
,
本間 英之
1
,
坪野 俊広
1
,
酒井 靖夫
1
,
相場 哲郎
1
,
川口 正樹
1
,
牧野 真人
2
Musha Nobuyuki
1
1済生会新潟第二病院外科
2済生会新潟第二病院呼吸器内科
キーワード:
乳房温存療法
,
器質化肺炎
,
閉塞性細気管支炎(BOOP)
Keyword:
乳房温存療法
,
器質化肺炎
,
閉塞性細気管支炎(BOOP)
pp.1365-1369
発行日 2004年10月20日
Published Date 2004/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100775
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はじめに
乳房温存療法は乳癌学会のガイドライン1)を参考にすると,腫瘍径3.0cm以下の単発乳癌では標準治療と呼べる段階まで来ている.手術と放射線の両者の特長を生かし,相補的に用いる乳房温存療法は乳房温存手術と腋窩郭清の後に残存乳房に照射を加えることを必須としている.近年この乳房温存療法の後,3か月から半年前後に器質化肺炎を伴う閉塞性細気管支炎(bronchiolitis obliterans with organizing pneumonia:BOOP)を併発した報告が増加している2~4).当科でも2例のBOOP様肺炎を経験したので報告する.
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