Japanese
English
臨床報告・1
胃癌術後に抗血漿タンパク質抗体による非溶血性輸血副作用を呈した1例
A case of non-hemolytic transfusion reaction caused by anti-plasma protein antibody in postoperative course of gastric cancer
末永 光邦
1
,
大山 繁和
1
,
佐藤 貴弘
1
,
山本 順司
1
,
山口 俊晴
1
Suenaga Mitsukuni
1
1癌研究会附属病院消化器外科
キーワード:
非溶血性輸血副作用
,
抗血漿タンパク質抗体
,
抗IgA抗体
,
胃癌
Keyword:
非溶血性輸血副作用
,
抗血漿タンパク質抗体
,
抗IgA抗体
,
胃癌
pp.1361-1364
発行日 2004年10月20日
Published Date 2004/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100774
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はじめに
外科臨床のなかで輸血に伴う非溶血性輸血副作用を経験することがある.原因として選択的IgA欠損症,IgAに対する抗アロタイプ抗体などの血漿タンパク質抗体の存在が報告されている1~6).今回,筆者らは術後に抗IgA抗体が原因と判断した非溶血性輸血副作用を呈した症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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