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野田市(人口約15万人)は千葉県の西北端に位置し,利根川と江戸川の悠久の流れを東西に,北は旧 関宿町(合併して現 野田市),南は柏市,流山市と隣接しています.当院の歴史は,昭和17年に初代理事長の小張志郎先生が一般内科診療所を開設したときから始まります.昭和26年に結核病棟を増設して医療法人圭春会小張病院を設立し,さらに昭和45年,51年と増床および改築を重ねて50床の救急病院となりました.昭和60年には,現在地の国道16号線沿いに「24時間365日二次救急医療」を旗印に192床を新築・移転し,平成3年,さらに326床に増改築を行って小張総合病院と改称しました.現在,当院は千葉県東葛北部地区の中核基幹病院として臨床研修指定病院の指定を受け,「医療内容の充実と地域に密着した心の医療の実践」を基本理念に全職員一丸となって日々頑張っております.
診療科は19科,常勤医40名,研修医2名,1日の外来患者数は約850名です.救急患者も年々増加し,平成15年の救急搬送件数は約3,000件に達し,時間外の救急患者には各科オンコール体制で速やかに対応しています.外科は,一般・消化器外科,心臓血管外科があり,日本大学医学部消化器外科,東京女子医科大学消化器病センター外科,順天堂大学医学部心臓血管外科の関連病院として医師を派遣していただき,一般・消化器外科は冨岡副院長,吉井部長,心臓血管外科は山崎医長の下,総勢7名のスタッフで診療にあたっています.専門医修練施設としては,日本外科学会,日本消化器外科学会,日本胸部外科学会などの認定施設になっています.また,当院が地域の二次救急医療を担っているということから,外科の救急搬送患者数は年間約550件前後あります.
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