病院めぐり
十全総合病院外科
佐々木 章公
pp.1041
発行日 1998年8月20日
Published Date 1998/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903257
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当院は,旧別子銅山の麓の愛媛県新居浜市にあります.昭和31年3月に故松尾正三(初代理事長)により内科医院として創設され,その後診療科の新設や病床の増改築を行い,昭和44年4月より現院長,松尾嘉禮のもと財団法人積善会附属十全総合病院と発展し,現在に至っています.
今の診療科は18科,350床です.昭和63年4月には新病棟が完成し,病室のスペースや廊下の幅も広くゆったりしたものとなり,患者さんにとって,(1)安全な入院生活が送れる病院,(2)治療に適した環境の整った病院,(3)社会復帰がスムーズにできる病院,を目指しています.また人口13万人ほどの地方都市に当院を含めて同規模の病院が4施設もあり,昨今の厳しい医療行政からみると病院経営が苦しいと言われる中,お互いに切磋琢磨し良い意味で競争しあいながら医療技術を向上させるよう努力しており,それがひいては患者サービスなどに貢献しているのではないかと思っています.
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