病院めぐり
刈羽郡総合病院外科
若桑 隆二
pp.1171
発行日 2004年9月20日
Published Date 2004/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100736
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当地,柏崎市は新潟県の海岸線のほぼ中央に位置する日本海側の景勝地で,海の幸はもちろん,山の幸,そして何より旨い新潟米と三拍子揃った食の宝庫であります.当病院は昭和12年10月に北越医療購買利用組合刈羽郡病院として20床で開設し,昭和27年5月に新潟県厚生農業協同組合連合会刈羽郡病院へ組織変更されました.平成3年5月に北陸自動車道柏崎インター近傍に移転し,現在に至っています.
医療人口は柏崎市と周辺人口を併せ約12万人弱で,当病院は診療科15科,病床数440床(精神科65床を含む),1日の外来患者数約1,200名規模の地域唯一の総合病院であり,地域の救急の9割は当院に搬送されます.一方で,当地域は人口10万人当たりの医師数が118.8人と県平均を大幅に下回る慢性的な医師不足の状態にあり,当病院医局も例外ではありません.また,当地域内には柏崎刈羽原子力発電所があり,原子力防災計画に基づく一次救急放射能汚染感者の受け入れ病院にもなっています.平成15年8月には日本医療機能評価機構の基準認定を取得し,平成16年4月からは卒後臨床研修指定病院として研修医を迎えるなど,病院体制もハード,ソフトの両面から着実に整備されてきています.
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