Japanese
English
臨床報告・1
2つの組織像を有し巨大囊胞を伴う興味ある胃GIST(committed type)の1例
A case of a gastrointestinal stromal tumor of the stomach with two histological pattern and a giant cyst
佐藤 正幸
1
,
蘆野 吉和
1
,
宮澤 正紹
1
,
武藤 淳
1
,
児山 香
1
,
箱崎 半道
2
Sato Masayuki
1
1福島労災病院外科
2福島労災病院臨床検査科病理
キーワード:
胃GIST
,
胃平滑筋芽細胞腫
,
巨大【囊】胞
,
分化
Keyword:
胃GIST
,
胃平滑筋芽細胞腫
,
巨大【囊】胞
,
分化
pp.933-937
発行日 2004年7月20日
Published Date 2004/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100692
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はじめに
胃原発のgastrointestinal stromal tumor(以下,GIST)はときに囊胞変性を伴って巨大化し,壁外発育を示すために仮性膵囊胞などに類似の臨床所見を呈することが知られている1,2).
今回,われわれは胃壁とわずかに連続するのみで壁外発育を示し,加えて出血に起因する巨大な囊胞形成をきたし,病理学的には2つの組織像を有する胃GISTの1例を経験したので報告する.
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