Japanese
English
特集 癌en bloc切除とnon-touch isolation techniqueの考え方と実践
結腸癌切除術におけるnon-touch isolation technique
Non-touch isolation techinique in colon cancer
南村 哲司
1
,
笹原 孝太郎
1
,
塚田 一博
1
Minamimura Tetsuji
1
1富山医科薬科大学大2外科
キーワード:
non-touch isolation techinique
,
大腸癌
,
血行性転移
Keyword:
non-touch isolation techinique
,
大腸癌
,
血行性転移
pp.31-35
発行日 2004年1月20日
Published Date 2004/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100514
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要旨:1967年にTurnbullらが提唱したnon-touch isolation techniqueは,支配動静脈と腸管腔を遮断し癌の拡散を予防した後に切除操作にかかる手技であり,悪性疾患の手術手技としては理にかなった方法と考えられる.当科では,結腸癌手術時に開腹直後に癌病巣に流入・流出するすべての血管に対し,手術操作や郭清に影響を与えない場所を選定して血行遮断を行う手技を積極的に取り入れ,良好な結果を得ている.この手技は,基本的な操作で安全かつ容易に行うことが可能であり,結腸癌手術の際には取り入れるべき手術手技と考えている.
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