臨床研修の現状―現場からの報告・10
沖縄県立中部病院外科
上原 哲夫
1
1沖縄県立中部病院外科
pp.793-796
発行日 2006年6月20日
Published Date 2006/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100473
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1 はじめに
沖縄県立中部病院の卒後臨床研修は,1967年に当時戦後の医師不足の解消のために本土に留学していた医学部卒業生を招集し,離島や中核病院で即戦力となる医師の早期育成システムとして始まった.開設当時からハワイ大学臨床研修プログラムに基づいて招聘された米国人医師を中心に行われ,1972年の本土復帰後も数人の米国人医師と米国での留学を終え帰国した医師や,本院での研修を終了した医師を中心に,グローバルスタンダードの医療ができ,かつゼネラリストとしての臨床医の育成を目指して継続している卒後臨床研修システムである.
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