Japanese
English
臨床報告・1
腹腔内ドレーン抜去困難症例に対して診断,治療に難渋した1例
Reoperation required to remove the drainage tube after abdominal surgery for a case report
佐藤 耕一郎
1
,
加藤 丈人
1
,
玉橋 信彰
2
,
吉田 徹
1
,
小原 真
1
,
八島 良幸
1
Koichiro SATO
1
1岩手県立釜石病院外科
2日本病理研究所
キーワード:
抜去困難
,
ドレーン
,
腹腔
Keyword:
抜去困難
,
ドレーン
,
腹腔
pp.355-359
発行日 2006年3月20日
Published Date 2006/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100393
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はじめに
ドレーンは手術時に色々な目的に使用されるが,そのドレーンが抜去困難になったという報告は稀であり,われわれが医学中央雑誌で検索し得た範囲では会議録を含め2例しかなかった1,2).
今回,われわれは腹腔内2か所に留置したドレーンが一時期同時に抜去困難となり,再手術が必要であった症例を経験した.本稿では,その機序と予防方法を含めて考察し,報告する.
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