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特集 乳腺疾患を取り巻くガイドラインと最新の知見―最適な診療を目指して
国際的ガイドライン―2005 St. Gallenコンセンサス会議
The 9th St. Gallen consensus meeting
福富 隆志
1
Takashi FUKUTOMI
1
1国立がんセンター中央病院外科
キーワード:
St. Gallen consensus meeting
,
tamoxifen
,
aromatase阻害剤
,
taxane
Keyword:
St. Gallen consensus meeting
,
tamoxifen
,
aromatase阻害剤
,
taxane
pp.313-317
発行日 2006年3月20日
Published Date 2006/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100382
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要旨:2005年のSt. Gallenコンセンサス会議では主に乳癌の初期治療について議論がなされ,practicalな性格が強かった.前回2003年の会議では,術後補助療法におけるrisk category,治療方針ともに大きな改訂はなかった.しかし,今回は腋窩リンパ節転移(n)陰性群とn(1~3)個群とを一部区別せずに扱い,さらにextensive vascular invasion,HER-2/neuなどの新しいリスク因子が加わるなど,大幅な修正がみられた.術後薬物療法に関しては,aromatase阻害剤がtamoxifenと同等以上であること,taxaneの有効性が確立したこと,などである.本稿では,会議内容を詳細に分析した.
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