カラーグラフ 診療に役立つ肉眼像と組織像の理解―マクロからミクロ像を読む・3
胃悪性腫瘍
檜沢 一興
1
,
飯田 三雄
2
Kazuoki HIZAWA
1
1公立学校共済組合九州中央病院内科
2九州大学大学院病態機能内科学
pp.262-266
発行日 2006年3月20日
Published Date 2006/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100373
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はじめに
病変の肉眼像から組織像を読み解くことは臨床診断の基礎であり,治療方針の決定にも必須である.消化管X線二重造影法と胃カメラの開発とともに,胃癌におけるX線・内視鏡所見と病理所見とを対比検討することで,わが国における消化管診断学は飛躍的に進歩した1,2).特に早期胃癌の診断はすべての消化管診断の基礎であり,本稿ではそのX線・内視鏡診断を中心に概説する.
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