Japanese
English
特集 消化管機能温存を考えた外科手術最前線
〔検査〕
消化管運動
Gastrointestinal motility
持木 彫人
1
,
大野 哲郎
1
,
神山 陽一
1
,
藍原 龍介
1
,
桑野 博行
1
Erito Mochiki
1
1群馬大学大学院医学系研究科病態総合外科
キーワード:
消化管運動
,
空腹期収縮
,
食後期収縮
,
消化管運動測定
Keyword:
消化管運動
,
空腹期収縮
,
食後期収縮
,
消化管運動測定
pp.1509-1514
発行日 2005年12月20日
Published Date 2005/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100295
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要旨:消化管運動は空腹期と食後期に分類され,それぞれ特徴的な収縮パターンを示す.特に,空腹期は強い収縮力をもった収縮波群が90~100分間隔で周期的に胃から小腸へと肛門側に伝播しinterdigestive migrating motor complexと呼ばれている.消化管運動収縮は神経性,体液性に調節されており,空腹期収縮では消化管ホルモンのモチリンが重要である.消化器手術後は正常の消化管運動が障害され,様々な収縮障害が引き起こり,その回復には一定期間を要する.これらの消化管運動は消化管壁運動を直接に測定する方法と内腔から測定する方法があり,計測する目的により適時,測定方法を選択する.
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