Japanese
English
脳・脊髄のMRI画像アトラス
播種状転移性脳腫瘍
Disseminated Metastatic Tumors in the Brain
宮村 正典
1
,
畑 千尋
2
,
野田 雅俊
3
1市立伊勢総合病院神経内科
2市立伊勢総合病院内科
3市立伊勢総合病院病理検査科
pp.440-441
発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406902144
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症 例 75歳,男性
2000年12月1日,左上肢に限局する数分間の痙攣が出現した。その後,内科で抗てんかん薬の投与を受けていたが,家人にものわすれを指摘され,2001年2月2日神経内科を受診した。短文理解.口頭命令の理解は良好で復唱可能。発話も流暢であるが会話内容にまとまりがなく,時間・場所に関する見当識の障害と記銘力の低下がみられた。脳神経系には異常はなく,四肢の運動.感覚は正常。脳圧亢進症状はみられなかった。脳波は不規則な徐波化傾向を示したが発作波は認めなかった。その後,意識障害が進行して2001年4月10日に死亡した。
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