Japanese
English
脳・脊髄のMRI画像アトラス
遅発性放射線壊死によるけいれん重積後のMRI
MRI Features Following Status Epilepticus due to Delayed Radiation Necrosis
森岡 隆人
1
,
西尾 俊嗣
1
,
久田 圭
1
,
後藤 純信
1
,
福井 仁士
1
1九州大学大学院医学系研究科脳神経外科
pp.182-183
発行日 2000年2月1日
Published Date 2000/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406901565
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
症例 38歳,女性
頭痛,嘔気,嘔吐で発症した右側脳室前角内の上衣腫に対して,1974年10月25日に腫瘍部分摘出術を行い,その後放射線療法(局所30Gy,全脳30Gy,脊髄30Gy)も行った。術後20年間は症状はなかったが,1994年11月より左口角からはじまる全身けいれんを起こすようになった。MRI所見で左前頭葉に新たに病変が生じていたため,12月6日開頭生検手術を行った。術中皮質電位記録で,electrical seizure activityを認めた前頭葉皮質も併せて切除した。組織学的に遅発性放射線壊死と診断した1,2)。
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.