学会印象記
国際小児神経学会
鈴木 義之
1
1東京都臨床医学総合研究所
pp.138
発行日 1995年2月1日
Published Date 1995/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406900745
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国際小児神経学会(International Child Neurology Association;ICNA)は3〜4年ごとに,世界各地で国際会議を開催しているが,第7回会議は1994年10月2日から8日までの間,サンフランシスコのHotel Hyatt Regencyで行われた(会議会長Dr.David Stumpf)。開催直前まで登録者数が伸びないという話であったが,最終的には1200名ほどの参加が得られ,盛況であった。ただ,筆者が会議前日の理事会で,次期会長(理事長)に選出され,事務的な討議・打ち合わせが多くなってしまい,この報告を書くにあたり,学術セッションへの出席の機会が限られてしまったことをお断りしておく。
学術プログラムは,国際学会とアメリカ小児神経学会(Child Neurology Society;CNS)の合同会議ということで,それぞれの組織からプログラム委員を選出し,合同のプログラム委員会として,2つの学会がそれぞれ独立に,しかし互いに有機的につながった形で学術セッションをまとめて運営するという難しい課題に取り組んだ。結果として,全体にきわめてスマートな学術プログラムが編成されたと評価してよいと思う。
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