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海外文献抄録
Valproic acidによる肝傷害死—III.米国における1984年以後の経験,他
Valproic acid hepatic fatalities: II. US experience since 1984: Dreifuss FE, Langer DL, Moline KA and Maxuell JE/Neurology 39: 201-207, 1989
大友 英一
1
1浴風会病院
pp.636-637
発行日 1989年6月1日
Published Date 1989/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406206342
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著者らは先に1978〜1984年の米国におけるvalproicacidの肝傷害による死亡例を報告した。この成績では肝傷害死は1/10000であった。0-2歳の小児で複数の薬剤を投与している例に副作用の出現が大であり,(1/500),この危険性は加齢とともに低下し,valproate単独投与で小であった(1/37000)。10歳以後の例ではvalproate単独投与の場合は肝傷害死はないことから2歳以上の小児に対してはvalproate単独投与を推奨した。
この後2年の間に報告されたvalproate投与パタンおよびこれに伴う肝傷害死を検討した。
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