書評
—平野朝雄 編著—カラーアトラス神経病理 第2版
高橋 昭
1
1名古屋大学神経内科
pp.1188
発行日 1988年12月1日
Published Date 1988/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406206228
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平野朝雄先生の名著「カラーアトラス神経病理」の第2版がこのたび出版された。神経学を学ぶ者にとっては勿論,病理学・脳神経外科学に携わる者,あるいは医学部学生にとって,このような立派な内容をもった学術書が,美しいカラー図版で上梓されたことに,衷心からお祝と御礼を申し上げる次第である。
平野先生は,1976年に「神経病理を学ぶ人のために」を刊行された。この本は,脳や脊髄とのとり出し方,固定のし方,切り方から染色法,所見のとり方など,入門の第一歩から,各種の神経疾患の病理像の記述までを包含し,しかも,随所にとり入れられた模式図によって病態が説明されており,読者を魅了する名著として親しまれ,最近,装いも新たにその第2版が刊行された。
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