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編集後記
高倉 公朋
pp.997
発行日 1986年10月1日
Published Date 1986/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205795
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- 文献概要
本誌の編集委員を永らくお勤め頂いた大橋博司先生が,御病気で逝去された旨のお知らせを今朝頂いた。最近の編集会議でもお元気に話をされていた先生の急の御訃報に接し言葉も無いが,大橋先生の御冥福を心からお祈り申し上げる次第である。
8月21日から27日迄,ハンガリーの首都,ブタペストで第9回国際癌会議が開かれた。国際癌会議は4年毎に開催され,30有余年の歴史を有しているが,neuro-oncologyが関連領域の1つに加えられたのは今回が最初である。脳腫瘍をテーマとしたシンポジウム,ラウンドテーブルディスカッション,パネルディスカッション等がプログラムに組まれた。この背景には,ハンガリー脳神経外科研究所長であるEmil Pastor教授らの脳・脊髄腫瘍に対する,今日迄の業績が高く評価されたことと,この分野の重要性が癌全般の研究体系の中で重要な役割を担っていることが認識されてきたからであろう。
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