随想
神経難病と脳研究—基礎と臨床,医学研究よ何処へ行く?
黒岩 義五郎
1
1九州大学脳研神経内科
pp.405
発行日 1986年4月1日
Published Date 1986/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205699
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脳研究には,動物の脳の研究も大切であるが,人間の疾患を通しての研究が大切である。その理由は,ヒトの脳に比すべきものはないからである。例えば,脳の機能局在(失語症など)がヒトの疾患の研究に依存している。この意味で臨床家も基礎医学者と共にはやく,脳の研究に参加しているのである。
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