書評
—杉田 暉道(横浜市戸塚保健所所長) 著—続統計学入門
山賀 岑朗
1
1横浜市立大学衛生学教室
pp.342
発行日 1985年4月1日
Published Date 1985/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205491
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著者は横浜市立大学医学部公衆衛生学講座の助教授として,統計学の講義,実習を主として担当しておられたが,本書はその長年にわたる経験,知識にもとづき,既版の『統計学入門』の続篇として,とくに応用面を重視して書かれたものである。
第1章(得られたデータを解析するにはいかなる統計学的方法を用いたらよいか),第2章(計算方法)との二章に分かれているが,第1章では,いろいろの種類のデータの例があげられており,これらを先づどの値を用いて処理したらよいか,すなわち,平均値で処理するか,百分率で処理するか,あるいは相関関係と回帰直線で処理するか,等を見定め,それがきまったら,次にどのような方法で解析したらよいかの方向づけを示している。
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