Japanese
English
姿勢・位置異常アトラス10
顔面神経麻痺
Facial Palsy
谷島 定一
1
,
塚越 廣
1
Sadakazu Yajima
1
,
Hiroshi Tsukagoshi
1
1信州大学医学部第三内科
1Department of Medicine (Neurology), Shinshu University School of Medicine
pp.826-827
発行日 1977年8月1日
Published Date 1977/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204108
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顔面神経は,顔面筋を主に支配する運動神経線維中心の脳神経で,麻痺時には,顔面の運動麻痺が前景に立つ。一方,顔面神経は,涙腺・唾液腺分泌,舌前方2/3の味覚を司る中間神経を含み,顔面筋麻痺のほかに,涙腺・唾液腺分泌障害,味覚障害を伴う場合がある1)。
顔面神経麻痺は,その損傷部位が橋下部顔面神経核より上位にあるか核以下にあるかによつて,中枢性顔面神経麻痺と末梢性顔面神経麻痺とに大別される。
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