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短報
螢光法による血清CPKアイソザイム分析
CPK isozyme pattern of sera by fluorescence technique
諸岡 啓一
1,2
,
有馬 正高
1
,
加藤 典子
3
K. Morooka
1,2
,
M. Arima
1
,
N. Kato
3
1鳥取大学脳神経小児科
2現:埼玉医大小児科
3国立療養所松江病院
1Division of Chlid Neuroiogy Tottori University, Yonago and National Matsue Hospital, Matsue
pp.576-578
発行日 1977年5月1日
Published Date 1977/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204077
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I.はじめに
進行性筋ジストロフィー(DMPと略)で血清中creatine phosphokinase (CPK)が上昇していることが報告されて以来,DMP以外の神経筋疾患の血清CPK値やCPKアイソザイムパターンが検索されている。これらの多くはphenazine methosulfateないしはnitrobiue tetrazoliumのformazan形成による発色法によつているが,検出感度が比較的鈍く,正常値上限の2倍以上のCPK活性値を要する。これに対して,Somerらの蛍光法15〜17)は高感度で,正常範囲内のCPK値でも検出可能となるが,研究は少ない。著者らは本法により,髄液CPKアイソザイムパターンを検討したが10),今回は臍帯血,各種神経筋疾患の血清CPKアイソザイムについてのべる。
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